「えろげー! 〜Hもゲームも開発三昧〜」の感想というかレビューというかチラ裏というか。


えろげー! 〜Hもゲームも開発三昧〜
http://entacom.org/clockup/product/eroge/index.html


まとまった時間を確保できるのが一先ず今日だけだったので、きさら嬢、桃花嬢を攻略しました。
浮気せず一目散に進めてれば基本的にグッドエンドに行き着く訳でして、
攻略したという言い回しは正直抵抗を禁じえませんが。
時間の捻出に苦労する社会人ゲーマーにとっては有難い措置と捉えてしまうのです。


EDロールに俺ガイル(グッドエンド)。


バッドエンドで殿を勤めるヲレ。(´・ω・`)
「こういうときどういう顔をすれば良いの?」「笑えば良いと思うよ。」(キリッ


進んでエロゲーを日常的に嗜んでいないので一般的なボリュームとの比較はできませんが
プロローグから 1 キャラグッドエンドに至るまで飛ばさずフルボイスで 12 時間程度でした。
で、ただ単に 12 時間なら「30 分アニメ 2 クール分だね!」の一言でも良かったのですが
このうち 7 割がエロシーンという、素敵過ぎる構成とボリュームに圧倒されてしまいました。


抜きゲーを目指して作ったという CLOCKUP team.ANISE の志も大いに評価するのですが、
何よりも 1 キャラ辺り 7 割という量のエロシーンを、
ワンパターンにならずちゃんと作り上げてしまってるところにこのエロゲーの凄さを見せ付けられたというか。
何せ通しで最後まで見続けていただけに驚きを隠せずにはいられませんでした。


残り3割の、個人的に最も期待を寄せてた、
創作を行ってる側の人間ならではの人間模様であったり、葛藤、苦悩あるいは心構えといったお話部分は
テキストの弱さは感じたものの、期待を裏切らない良いものだったことが
攻略し終えた余韻をより良いものにしてくれてるのだと感じてます。


エロゲーというジャンルだけを除けば、創作という行為は基本同じベクトルのものなので
趣味創作を細々とやってる自分は、色々と共感や勇気付けられるところなど多々ありました。


買わず後悔しないで良かった、遊んで良かった、と。
個人的には評価に値する良作だと思ってます。
もう一度読み返したくなるようなメッセージ性の強いテキストがポツポツ散りばめられてたりもしていて、
早くもセカンドプレイをいつしようかなんて事まで考えてる自分が居ます(笑)。


と、ここまで絶賛してはいますが、
作品なんてものは見る人によって十人十色であり、常に同じ評価に至る訳ではありませんので、
もしも遊んでみたいと思ったなら上の文章はまず忘れて、
まっさらな気持ちで遊んで頂きたいと思うことの次第なのです。